土着菌はんぺんを使って、2週間発酵させた米ぬかです。
「発酵米ぬか」が出来上がりました!
日陰で完全に乾燥させた状態で、菌は休眠状態にあります。
こうなると、ビニール袋に入れて保存が可能になります。
これは発酵前の米ぬか。
比べると変化が良く分かります。
さて。
今度は、発酵米ぬかを元種にして、さらに拡大発酵していきます。
新しく米ぬかを足して水分調節すると、また同じように発酵過程が始まります。
そうなんです、一度発酵米ぬかを作っておけば、
もっと必要になったときに、そこに米ぬかを足せば良いのです。
また土着菌はんぺんを探す必要はありません。
拡大発酵は、多くとも元種の5倍を目安にすると良いようです。
私は、元種を倍の量にすることにしました。
発酵米ぬか2キロに、米ぬか2キロ、溜まっていたコーヒー粕も加えます。
水分を加えて、混ぜ合わせたところ。
全体量4キロに対して、25%の水分1リットル。
4月30日、気温と同じ25度。
その夜。
早くも麹菌による発酵臭が立ち上って来ました。
今度は2倍の量なので、匂いも2倍!
甘酒キターーーーーッ
5月1日、46度。
拡大発酵は展開が早いです。いきなり最高温度を記録。
最近気温が上がったことと、米ぬかの量があると思います。
ビニールに接する部分に大汗かいてます。
水分、空気を満遍なく行き渡らせるため、袋の口を閉じて中身をシャッフル!
5月2日、47度
発酵臭が耐えがたくなってきました。
この頃、ようやく春めいてきて窓を開けている時間も長くなっていました。
ベランダに置くのはつらくなり、ダンボールをガレージに移動しました。
発酵作業は冬に行うのが良いと痛感いたしましたよ、ハイ。
5月3日、47度
5月4日、46度
3日間安定した温度で発酵が続いています。
米ぬかの塊が徐々に大きくなっています。
米ぬかに十分な水分が含まれている、発酵の始まりには、
甘酒に似た発酵臭を伴う、白いふわふわした麹菌が優勢ですが、
プロセスが進むにつれて、塊を覆うように繁殖するマットな白い菌と、
(納豆菌の一種の枯草菌か?)
ブルーグレーの糸状菌が優勢になります。
そして、ここで水分を足さなければ、温度が下がって発酵は休止します。
有機肥料の発酵米ぬかの出来上がりです。
発酵米ぬかは、追肥したい時に根元にぱらぱら撒いています。
発酵肥料には即効性があるようですね。
残りも少なくなりましたが、次の拡大発酵は冬に行う予定です。
土作りは冬の仕事なんだな~としみじみ実感いたしました。
<参考サイト>
・庭造りの愉しみ
<関連記事>
・土着菌はんぺん見~つけた♪
・土着菌はんぺんの善玉コロニー
・土着菌で発酵米ぬか作り*材料*
・土着菌で発酵米ぬか作り*作り方*
・土着菌で発酵米ぬか作り*発酵①*
・土着菌で発酵米ぬか作り*発酵②*
ヒナさんのように普段から菌と接している方なら、上手にキノコ栽培できると思います。植物を栽培するのとはまた違った楽しみがありますよ!収穫後はコンポストに利用できるし。
10月から当組合でもキノコ栽培キット発売するので見てみて下さいね。いつもコメントいただいてるよしみで、おまけ付けちゃいますよ(^^)あ、営業になってしまったので、不適切だったら削除してください。
こんにちは。
すごいですね。憧れます。
臭そうで、マンションベランダだと苦情というか通報されそうでできないかも…。
秋冬に向けて土作りせねばと思っていたのですよ。
ベランダ菜園で使ってきた土ももう長く使っているものばかりで、そろそろどうにかせねばならないので。
拡大醗酵と聞いたとき、とても難しそうに感じましたけど
・・ 種芋のようなことなんですね (^^ゞ
一回こっきりで終わるのではなくて、再生、成長していくわけですね
ヒナさん 完成 おめでとうございます
冬に土作りというのは、農閑期だからというだけでもないのかもしれませんね^^
ヒナさんの→ベランダ、→ガレージ ヾ(〃^▽^〃)ノ・・です~
ワインの香りのするカビ菌の土、フランスだわ.:*
☆mameさんへ
こんな営業なら大歓迎ですよ~。
10月発売ですか、チェックさせてもらいますね。
キノコ栽培の様子を、ブログで見せてもらったことがあって、
すごく面白そうだったんですよ(^_^)
☆Kochanさんへ
私も迂闊でした。
発酵する時の匂いって、結構強烈です。
甘酒の匂いも好きだけど、四六時中ってのは大変な迷惑ですね。
土を使いまわしてると、目に見えて力が無くなって来ますね。
捨てるのもなんだし、出来れば土も上手く再生したいものです。
☆れぃんさんへ
そうですね、種芋と同じようなもの、菌の種ですね。
米ぬかや糖分のエサをあげて、育ててるようなものです。
植物が静かな冬には、菌を育てる楽しみが♪